C84の各ジャンルごとの当選率とサークル数との相関関係について調べてみた

(6/9,23:05:一部追記・文章を修正)

以前書いた記事(参考:C84の東方のサークル数とか当選率とか)で東方ジャンルのサークル数の推移とかについて簡単に書きましたが、各ジャンルの当選率についてもっと詳しく調べておこうと思い、C84の全ジャンルの当選率と、サークル数との相関関係を調べました。

調査方法は、C84のコミケWebカタログから当選サークル数・抽選漏れサークル数を割り出し、以下のように当選率を計算しました。
 当選率 = 当選サークル数 / (当選サークル数 + 抽選漏れサークル数)

また、ここからExcelの関数を用いて申し込みサークル全体と当選率との相関係数を出しました。ただし、その他とノンジャンルは相関係数の計算からは省いております。
以下の表は日程と当選率でソートしたものになります。

C84ジャンル別当選率一覧
ジャンル当選抽選漏れ申し込み当選率日程
FC(ジャンプその他)288634432300.8934981
アニメ(その他)242638128070.8642681
FC(ガンガン)338553930.8600511
FC(青年)7421268680.8548391
FC(小説)92416110850.8516131
FC(少年)97817311510.8496961
FC(少女)172312030.8472911
アニメ(サンライズ)260523120.8333331
NARUTO184392230.8251121
ワンピース218492670.8164791
REBORN!198452430.8148151
TIGER&BUNNY85219710490.8122021
ガンダム240562960.8108111
テニスの王子様384934770.8050311
銀魂322834050.7950621
ヘタリア5901537430.7940781
音楽(男性アイドル)556355910.9407782
音楽(洋楽・邦楽)270292990.903012
スポーツ180222020.8910892
学漫168231910.8795812
TV・映画・芸能680977770.8751612
特撮・SF・ファンタジー454885420.8376382
オリジナル雑貨394824760.8277312
評論・情報6821468280.8236712
創作(少女)5161116270.8229672
創作(JUNE/BL)5141116250.82242
歴史・創作(文芸・小説)4481045520.8115942
鉄道・旅行・メカミリ84420610500.803812
創作(少年)146840618740.7833512
男性向3934135552890.7438082
コスプレ3601955550.6486492
ゲーム(歴史)694717650.907193
TYPE-MOON445524970.8953723
ゲーム(RPG)89410610000.8943
オンラインゲーム252312830.8904593
ゲーム(恋愛)112013912590.8895953
スクウェア・エニックス(RPG)390524420.8823533
ゲーム(その他)113015112810.8821233
Leaf&Key217292460.8821143
ゲーム(電源不要)358484060.8817733
デジタル・その他122617814040.8732193
ギャルゲー158525618410.8609453
東方project252644129670.8513653
同人ソフト8351639980.8366733
その他 1818  
ノンジャンル660661 
合計34920678341703  
平均(その他・ノンジャンル除く)   0.844786 
相関係数   -0.1437 

 当選率平均相関係数1日目FC(ジャンプ(その他)除く
1日目0.8330110.6711480.4647911
2日目0.827683-0.41356 
3日目0.879014-0.55096 

  当選 抽選漏れ 申し込み
1日目(ノンジャンル含む) 11780 2038 13818
2日目 11468 3010 14478
3日目 11672 1717 13389

開催日によって当選サークル数に差がありますが、1日目はフルにスペース配置しているのに対して、2日目はB島・サ島・ス島が、3日目はB島が存在しないのが原因です。混雑しやすい2日目の男性向、3日目の東方に対して、めいっぱいスペースを配置せず余裕を持たせているのでしょう。

3日間全体でのサークル数と当選率との相関係数は-14.37%
負ということは申し込みサークル数が増えれば当選率が下がる、という関係を表しています。
しかし、その相関関係は非常に低い――ほとんど無いと言ってもいい――ということになります。

しかし、日付ごとの相関係数に目を向けるとそれぞれ0.4~0.6と「ある程度」の相関関係が存在します2日目と3日目は負の相関なのでサークル数が多いジャンルほど当選率が低い、という関係がある程度成り立つことになります。しかし、1日目のみなぜか正の相関を示しています。

C83で脅迫状の影響により参加見合わせとなった黒子のバスケは今回優先措置がありますが、
(参考:コミックマーケット84のサークル申込について
その黒子含む「FC(ジャンプその他)」を除いても相関係数は0.46と正の値を示しています。従って、1日目のみサークル数が多いジャンルほど当選率も高い、という関係になっているようです。アニメ(その他)の影響が大きい気もしますが……これ以上データをいじるのは面倒なので止めておきます。統計を扱うのは慣れてないですし。

もっとも、0.5前後はそこまで強い相関関係ではない……はずです。仮に相関関係があるとしても、サークル数が多いジャンルは60%以下とか、そこまで極端に当選率が下がることはないようです。

また、日付ごとの当選率の平均を見ると3日目は他の日に比べて当選率が5%ほど高いです。東方は3日目の中では同人ソフトに次いで2番目に低いですが、全体では平均よりわずかに上。
同じ傾向のジャンル同士で同じ日に固めているため、開催日によって当選率に差が生まれているようです。


一つ一つ見ていくと、異常に低いのがコスプレジャンルで64.9%。60%代はこれだけです。以下、男性向74.4%、創作(少年)78.3%、ヘタリア79.4%、銀魂79.5%で、ここまでが70%代です。
逆に当選率が高いのは音楽(男性アイドル)94.1%、ゲーム(歴史)90.1%、音楽(洋楽・邦楽)90.3%で、ここまでが90%代です。

コスプレが低いのは不備のあるサークルが多いのか、準備会側に何らかの考えがあって当選率を低く設定しているのか……

下のグラフは横軸が申し込みサークル数、縦軸が当選率。当選率は概ね80~90%に集中していることが分かります。

サークル数と当選率のグラフ
↑3日間全体のグラフ

サークル数と当選率のグラフ1日目 
↑1日目のグラフ

サークル数と当選率のグラフ2日目
↑2日目のグラフ

サークル数と当選率のグラフ3日目 
↑3日目のグラフ


データは以上です。
調べたのは今回が初めてなのでもしかしたら調査結果に誤り等あるかもしれません。抽選漏れも書類不備などの理由で落ちるサークルとほんとに抽選で落ちたサークルと2種類ありますし。継続的に調べてみればもっと色々分かってくるかもしれませんが、今回はここまでです。

検索で調べていたら↓のようにC81で当選率を調べている方を見つけたので紹介しておきます。
(参考:C81のカタロムデータより:各ジャンルの当選確率 - Togetter
こちらによると、東方の当選率はC80ではワースト2位、C81では最低だったようです。今回平均より高いのはやはり他ジャンルとの兼ね合いですね。あるいは今までの反動か。
また、高いと言われている学漫は今回88%で、平均よりは高いものの全体では14番目でした。
申し込み数全体はC81からC84で500サークルほど増加しております。


個人的雑感。
東方はもっと当選率が低いと思っていましたが、そうでもないですね。それよりも、同日に配置されているジャンルの影響の方が大きいみたいです。
2日目で緩衝材としてつかわれているジャンルの一部を3日目に移せば当選率の差が多少解消されそうな気がしますが、やっぱり現在の配置がジャンル毎の大きなまとまりを崩さずに済む最良の配置なのでしょうか。配置担当者さんはこういうこと(というよりこれより遥かに多くのことを)を毎回考えなきゃならないと想像すると大変さが分かります。
あとちょっと気になったこと。2日目は当選率84~86%代がすっぽり抜けています。両極端というか、この日だけバラつきがかなり大きいような。
しかし、調べてみたら意外と面白い結果が出ましたね。休みを潰した甲斐がありました。


とりあえずこんなところで。
ツッコミ等お待ちしております。
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コメント

No title

この手の数値調査系なネタが好きで、グーグル検索してたら見かけましたので通りすがってみました。

音楽(男性アイドル)などの芸能系の当選率が高いのは、ナマモノジャンルは基本的に公開されたくない
風潮が強いジャンルなので、落選時に公開しない設定にしている人が多いんじゃないかと推測してみたりします。

  • 2013/06/15(土) 06:11:23 |
  • URL |
  • 通りすがり #3xKnB2u6
  • [ 編集 ]

Re: No title

> この手の数値調査系なネタが好きで、グーグル検索してたら見かけましたので通りすがってみました。
>
> 音楽(男性アイドル)などの芸能系の当選率が高いのは、ナマモノジャンルは基本的に公開されたくない
> 風潮が強いジャンルなので、落選時に公開しない設定にしている人が多いんじゃないかと推測してみたりします。

コメントありがとうございます。
なるほど、落選時に非公開に設定しているという視点は完全に抜け落ちていました。
確かにナマモノジャンルは総じて「当選率」が高いですね。
となると、この記事で書いたことのほとんどは「公開・非公開の割合がどのジャンルでも同じ」という前提がなければ成り立たないことになるのか……

  • 2013/06/15(土) 08:52:57 |
  • URL |
  • yunonote #-
  • [ 編集 ]

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