【東方原作STG感想】「東方輝針城 ~ Double Dealing Character.」製品版感想

待望の上海アリス幻樂団の新作!

Normalを全装備とEXを数キャラでクリアしたので、感想を書いていこうかと。
ちなみに筆者の実力は大体ハードシューターくらいです。


以下、続きを読むから新キャラのネタバレが含まれています。
お読みになる際は注意してください。











ひと通り遊んで
まだ少し遊んだだけだけど、いやぁ面白かった!!!
システム的にはものすごく遊びやすく、かつ奥が深い。ミスらないようにしながら前に出なければならないという緊張感・大量に回収できたときの爽快感がすごく楽しい。
もちろん、破れかぶれに上部回収しようとしてはすぐに事故ってしまう。ボムって回収するような戦略も重要になってくる。
体験版時と変わらず、残機のかけらは3つでエクステンド。1機につき1ミス3ボムなので、残機のかけらは1ボム分以上の価値がある。ここがある意味このゲームのバランスの肝とも言える。

難易度
前半はかなり簡単と言っていいだろう。体験版はプレイ済みとはいえ、Normalならそんなに怖いところはない。3面は体験版より少し簡単になってるかな?(未確認) 5面のボスと戦う次点で残機Max(今回残機は8まで)ということも多かった。
しかし、このゲームの本番はここからである。とにかく後半の弾幕が難しい。残機Maxまで増えていてもどんどん削られる。
故に、くれぐれも後半で抱え落ちしないように。前半でしっかり稼いで後半あまり抱えずにいけば、多少難しくてもそれなりに余裕はある。本編全体の難易度はそれほど高くないが、終盤の弾幕を耐えてクリアしたときの達成感はかなりのものである。

そういえば、今回神霊廟に引き続きスペルプラクティスがあるが、見たところオーバードライブなどのおまけは一切ないようである。まぁ、永夜抄のおまけテキストを読んでも、神主はあくまで「本編の補佐」としてスペルプラクティスを入れてるみたいで、おまけが増えすぎることには慎重なようなのでそんなもんかなと。


各キャラの大まかな印象と使い勝手

【霊夢】
妖器ありはお祓い棒ホーミング。攻撃力はそれなり。ボムは、近くで発動すれば強力だが下の方だとあまり効果がない。それでもショットが強いのでそこそこ使いやすいが。
お祓い棒は敵をホーミングするのが少し遅いという欠点があるが、逆に好きな場所に置きやすいという利点もある。左右から同時に敵が出てくるという場面でどちらか片方にお祓い棒を置いておいて自機は反対側を攻撃すれば、両方の敵を速攻で倒せて楽に上部回収できることが多い。いわばお祓い棒を設置するようなこともできるわけだ。個人的にはホーミング好きなので使いやすい。特にEXは楽だった。

妖器なしはいたって標準的な性能。ボムもショットも平均的で特に書くことがない。

霊夢は6ボスとの会話ではすっかり言い返せないキャラになってるなぁ。霊夢自身、妖怪に対するスタンスが矛盾していることを自覚し始めているからだろうか。最近になってキャラが確立したのかも。

体験版から薄々感じていたが、魔理沙・咲夜は妖器ありでは異変の影響を受けていたのに対して、霊夢はあまり変わらなかった。

【魔理沙】
妖器ありは正直火力が弱め。せめて近距離での威力がもう少しあったらいいのだけど。ボムのダークスパークはやはり最高クラスの威力と無敵時間を誇る。ただしいつものように移動速度は低下する。上部回収できないと痛いのでそこだけ注意が必要。

妖器なしは低速時のミサイルがかなりの攻撃力を持つ。ボムは敵の弾を吸収してPアイテムを大量に出す。かけらを増やしたりパワーを回復したりするのには便利だし、ボムそのものの持続時間はかなり長い。しかし、自機の無敵時間はかなり短いため、油断しているとボムの使用中に死ぬことも。ボムと重なっていれば基本的に自機も安全なのだが、そうすると敵に撃ち込めなかったりすることもあるのでスペルカードによってはかなり使いづらいかもしれない。うまくパターン化できれば強力だと思うのだが、なかなかTASさんのようにはいかないものである。と思ったが、数回こなせば道中ではうまくボムが機能してくれたのでやっぱり結構強いかも。人によっては最強?

ところで、体験版のときから気になっていたのだが、妖器なしボムのマジックアブソーバー、符名もかぎかっこもないのだがこれってスペルカードなのだろうか?

ストーリーでは自分を強者だと断言している。魔理沙は二次創作だと弱い人間扱いされることが多いせいで、自分の中ではすっかり弱者側のイメージなのだが。EDでは魔理沙ちゃんすっかり調子に乗せられてしまっているし。
まぁ、6ボスからは「巷で有名な」「百戦錬磨の」と言われていたりしたので、魔理沙の名声はそこそこ幻想郷に轟いているようである。実際、スペルカードルールでは強者で間違いないだろうし。霊夢と比べたら才能で劣るというだけの話で。
それにしても、妖器ありEDの魔理沙ちゃんはいい。最高にかわいい。

【咲夜】
妖器ありは全体的に高性能。ショットは一種のホーミングで威力もそれなり、ボムもバリアでかなり使い勝手がいい。ザコ敵相手だと倒すまでに時間がかかるのがやや難点。今作ではたぶん霊夢Aと同じくらい強い。

妖器なしは高速時のショットが広範囲なのが便利。ボムは持続時間が短いのでボス戦だとちょっと辛い。あと弾消し時に緑の素点アイテムが大量に集まってきて自機の周りが見えづらくなるのが……。

妖器ありEDでは実にマヌケな姿を披露している。妖器ありEDはだいたいどのキャラもマヌケだが……。
レミリアとの会話も久々にあって嬉しかった。


各面の感想

3面までは基本的に体験版と同じなので省略。
体験版プレイ時の感想

4面――幻想郷上空(嵐)
妖々夢4面を彷彿とさせる雲の中のステージだが、今回は嵐の中。
ボスもまた妖々夢のときと同じく楽器を使うキャラクター、それも妖器のありなしで分岐する姉妹が相手である。
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姉で琵琶の付喪神である九十九弁々と、妹で琴の付喪神である九十九八橋。姉妹だと言っているが実際には血のつながりはない。
妖器ありだと、八橋が中ボス、弁々がボス。妖器なしだとその逆となる。

道中のザコ敵は雨や雷を表現したような弾幕を降らせてくる。
たくさんかけらが手に入るのでできるだけ稼ぎたい。

九十九弁々
通常攻撃では五線譜レーザーを上の方に出して、そこから音符弾がわらわら降ってくるという攻撃をしてくる。

スペルカードはいくつか抜粋して感想。

楽譜「邪悪な五線譜」
斜めのレーザーは当たりそうで案外当たらない、割と親切な弾幕。

九十九八橋
通常が簡単な分、こちらの方が楽な気がする。

響符「平安の残響」
音符弾が壁で跳ね返って四方から飛んでくる。こういうのは苦手。

5面――空中逆さ城内部
ここから建物の中へ入る。空中に浮かぶ城である。雲の中の城というとラピュタっぽいが。
始まってすぐに背景がひっくり返る演出があり。
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ステージタイトルのシルエットが輝針城だろう。日本の昔のお城っぽい外見である。

ボスは天邪鬼の鬼人正邪(きじんせいじゃ)。
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神主からも小物扱いされてしまっているが、今回の黒幕。ラスボスを唆したいわば前回の娘々的ポジション。小物だが。
とはいえ、ゲームではかなり厄介で、トリッキーなスペルカードを使用してくる。

逆符「鏡の国の弾幕」
左右反転。初見時は本気で焦った。落ち着いて左右のみで操作すれば問題ないが、運が悪いと死ぬ。

逆符「天地有用」
左右が反転するなら当然、上下も反転する。ここはもう決めボム。

逆弓「天壌夢弓」
下からの矢。これも苦手なのでボムることが多い。

逆転「リバースヒエラルキー」
通常時と上下左右反転を交互に繰り返す。全速力でワインダーに突っ込んでミスるという実にマヌケな光景が見られる。自分のプレイである。落ち着いて左右だけで移動すればなんとかなるけど、ワインダーに囲まれた状態でひっくり返されるともう訳わからなくなってどうしようもないんですよね……。


6面――輝針城天守閣

中ボスは5ボスと同じく正邪。
こいつの通常はなにげに嫌らしい。というか、頭がいいというか。
同じ攻撃を撃っているだけなのに、タイミングが微妙に早く、下の方に弾が詰まって避けにくくなっていく。そのため、だんだん追い詰められていく。
通常1は最初は挟まれないようにすればいいけど、後の方は弾の隙間を通らないと無理だよね。


ラスボスは小人、少名針妙丸(すくなしんみょうまる)。
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ドヤァ。
シルエットから分かっていたが小さい。はっきり言ってペドい。あと立ち絵は右の方はみ出しすぎ。
一寸法師の末裔で、打ち出の小槌を使って一時的に身体を大きくしている。ドット絵でふりふりしてるのがかわいい。
テーマ曲は「輝く針の小人族 ~ Little Princess」
イントロからかっこいい。名曲である。

途中から大きなお椀に乗る。いかにも一寸法師らしいが、やはり歴代のラスボスの演出に比べるとカリスマが……。

小槌「大きくなあれ」
弾が巨大化していくスペル。単純だが当たり判定が読みづらいのが怖い。

小槌「お前が大きくなあれ」
まさかの自機巨大化に笑った。耐久スペルでショットは撃てなくなる。最初は自機狙いナイフのみだが、途中から全方向クナイが追加される。大きくなった当たり判定でその隙間を通っていかないといけない。
霊夢だと多少楽かな? 魔理沙・咲夜だとかなりギリギリ。詰んだと思ったらボム。

「進撃の小人」
こんな終盤でのパロネタとか吹くに決まってんだろ! っていうかさっきからネタ臭漂いすぎだろこのラスボス!
壁弾幕が撃たれるが、その中の中弾は近づくと自機狙いへと変化するので、そこから壁の中へ入っていく。ボムを撃っても壁弾は消えない。中弾がどんどん増えていくと巨人に追いかけられる感覚が味わえます(笑)(でも設定的には自機の方が巨人か)。

「ホップオマイサムセブン」
ラストスペル。カラフルなクナイ弾と光球を放ってくる。ラスペ恒例で徐々に発狂していく。
ラスト相応に難しい。弾の動きを先読みしながらうまく隙間を抜けるしかないか。


EX
これ書いてる段階では霊夢A、咲夜A、咲夜Bでクリア。

最初に霊夢Aで始めたときは、かなり簡単じゃないか、と思った。特に道中・中ボスは今までのEXで最も楽じゃないかと。ボスは弱くはないものの、エクステンドもボムも十分増えるので問題ない。
ただ、そのあと別の装備でやったら道中にかなり手こずるようになって考えをあらためた。このEXの道中、ホーミング持ち(霊夢A、咲夜A)とそれ以外でかなり難易度に差がある気がする。
いや、ホーミングで組んだパターンが他の装備では通用しないのはよくあることだが、それでもこのEXはホーミングがかなり有利だと思う。


中ボスは九十九姉妹がそろって登場。同時に攻撃してくる。また、撃破後のアイテム・かけらも2体分出てくる。逆に、ボムったりミスったりしたら2つ分のかけらを損することになるので、できるだけ取得していきたい。
通常はとりあえず左の弁々から倒す方が楽そう。上部回収も可能。

弦楽「嵐のアンサンブル」
これは割と得意な弾幕。難易度もEXにしては簡単な部類だろう。

弦楽「浄瑠璃世界」
これは苦手。2ボムでなんとか安定させる。取得できるといいのだが。

EXボス。堀川雷鼓(ほりかわらいこ)。
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もともとは和太鼓の付喪神で小槌の魔力を受けたが、このままでは危険だと気付いて小槌の魔力を捨て、新しいドラムに乗り換えた。現在は外の世界のドラム奏者から魔力の供給を得ている。
設定テキストを読んでもいまいちよく分かっていないのだが、外の世界の道具を手に入れてそれに乗り移ったことで外の世界の奏者から魔力を得ているということ?

もともと付喪神という出自のせいか、個人的にはいまいち強そうな感じは受けなかったのだが(4ボスの仲間だし)、EXボス並の強さはあるようだ。
個人的には結構好みである。ドラムセットと雷神のイメージが組み合わさったようなデザイン。

彼女は和太鼓の付喪神であった。
人に叩かれることに喜びを感じ、生きていた。


ドMネタが出そう……。今は叩かれるだけの道具に戻るのは嫌みたいだが。

通常弾幕はどれも絶対できないというほど難しくはないが、気が抜けるほど簡単でもない。ボムって安定するところはボムった方がいいかも。

一鼓「暴れ宮太鼓」
太鼓っていうかタルにしか見えない。
攻撃してタルを壊すと破裂して弾が出てくる。ドクロのついたやつは下まできたら勝手に破裂する。
攻撃範囲が広い装備だと余計に壊してしまうので面倒。ドクロ含めて3つまでならいいのだが、それ以上壊すと避けるのが厳しくなってくる。

五鼓「デンデン太鼓」
こういうボムによる弾消しはあまり効果がなくてなおかつ事故りやすい弾幕はクリアを狙うとき厄介。取得率はそんなに悪くないけど。

六鼓「オルタネイトスティッキング」
敵を追いかけるよりも弾を避ける感覚で動くと避けやすい。後半になると小弾が増えて難しくなっていく。

八鼓「雷神の怒り」
へにょりレーザーとか死ぬぞ! 私が!
遅れてくるレーザーが本当に憎らしい。ボムボム。

「ブルーレディショー」
EX恒例の耐久。効果音が。弾の流れをよく見ながら落ち着いて一つずつ抜けていく。ラストはボムでしのぐ。

「プリスティンビート」
珍しく自機外しメインの弾幕がラスト。
自機外しの雷弾のあとに小さな粒弾の塊が降ってくる。弾のない場所に移動して自機外しが撃たれたら動かないのがセオリーだと思うが、中盤からは弾の密度が上がってきてさすがに無理が出てくるので頑張って避けるしかない。
単なる力押しではなく智慧を働かせて難しくしている感じが今回のEXボスらしい。

EXテーマ曲「始原のビート ~ Pristine Beat」
ミュージックルームで流石にドラムメイン曲にする勇気は無かったと書いてあるが、途中ドラムが主役のパートがあるのは東方の曲の中では珍しいだけに印象に残る。リズミカルな曲で好きだ。メロディは和風っぽい。


キャラクター
今回ラスボスがほぼ単独で、勢力らしい勢力がないのが少しもったいない。カリスマもないし……。
どちらかと言うと楽器チームの方が付喪神の勢力として成り立つかもしれない。こころやプリズムリバー三姉妹と絡ませることもできそうで二次創作の可能性はある。
天邪鬼は……ぬえちゃんと仲良くできそうなのでそういうの誰かかいてください。


総合して
歴代東方作品と比べても、かなり満足度は高い方に入る。ゲームバランスが絶妙で音楽もいい曲が多い。全体的な雰囲気も好きである。弾幕も好みなものが多く、意表をつくようなユニークさがあって避けてて楽しい。ラスボスがカリスマ皆無なのが唯一残念っちゃ残念だが。

まぁ長々と感想を書いてきたが、個人的には十分満足である。これからちょくちょくHard以上を攻略していきたい、というところで一旦終わりにしたい。

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