東方鈴奈庵 第18話『狐疑逡巡する貸本屋(前編)』感想

2014/5/26 発行 コンプエース2014年7月号 掲載

東方鈴奈庵 ~ Forbidden Scrollery. 第18話『狐疑逡巡する貸本屋(前編)』感想
以下、ネタバレ注意。


今月のすずなあん!
……の前に、30ページに弾幕アマノジャクの紹介ページがカラーで1ページ分掲載されてる。東方を知らない人向けの簡単な紹介記事という感じだけど、普通の広告ならともかく東方関連でこういう宣伝記事ってどういう経緯で掲載されるんだろう。
読者プレゼントにも弾幕アマノジャクが3名抽選。届くのは数ヶ月後になるだろうけど、首の長い人はいいかもね。

さて、今月の鈴奈庵は『狐疑逡巡する貸本屋』の前編。

狐疑逡巡の意味 - 四字熟語辞典 - goo辞書

きつねが疑い深いように、なかなか決心がつかず、ぐずぐずしていること。優柔不断なさま。▽「逡巡」は後ずさりする、ためらいぐずぐずすること。「巡」は「循」とも書く。



はて、里の人ならともかく『貸本屋(小鈴ちゃん)』が狐疑逡巡しているようには見えないけど……。

あらすじ
寺小屋の障子に妖怪によって書かれたような落書きが見つかったため里の人たちが不安がる。そこで霊夢が徹夜で見張りを行うものの成果は出ず、それどころか挑発するような落書きがまたしても残されていた。

感想
表紙はあっきゅん!
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狐の尻尾!透明合羽!長い袖が口元を隠して目線はこっちを向いているのもグッド!
「これでもか!」と可愛さを凝縮したようなうつくしい表紙だ……。
狐の嫁入りのようなイメージだけど、本編の伏線なんだろうか。

寺小屋の描写がきちんと出たのは今回が初めてかな。
寺小屋に通っているのは阿求や小鈴と同年代くらいというイメージだったけど、こうして見ると阿求より一回り以上小さい子どもがほとんどという感じ。小鈴ちゃんが鈴奈庵で働いているのも、あのぐらいの年頃ではもう普通なのかな。
まぁ、年齢について考え始めると、霊夢や魔理沙はいま何歳なんだとかそういう話になっちゃうんだけど。

障子に書かれた文字は普通の日本語と、象形文字のような妖怪の文字の2種類。(人間の文字は)部屋の中から読めるように書かれているから、内側から書いたのだろうか?鏡文字くらい訓練すれば書けるかもだけど。

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やる気満々な霊夢さん。「さあ倒されたい妖怪はどこにいる?」とか、やる気が入りすぎてちょっと頭悪そうになってますね……。
里の人たちと霊夢が話している場面というのも珍しい。なんかこう、敬語で普通に話す霊夢って似合わない。
あと霊夢の御札の貼り方はいつも適当に貼っているようにしか見えない。

落書きされた障子は霊夢たちの知らないうちに張り替えられていたのだが……。

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えっ……なにこの子こんな無邪気な顔でナチュラルに犯罪犯してんの……。
もう小鈴ちゃんの悪行にいちいちツッコミを入れてたらキリがない気もするが、それにしても行動がどんどんエスカレートしていやしないか。
小鈴ちゃんなら妖怪の書いた文字も読めるわけだが、その内容は今回は明かされず。「不思議な内容」だそうだが。

寺子屋の子どもたちが帰った後も徹夜で見張りを続け、夜中に独り月を見上げる霊夢。(満月?)
霊夢の子ども時代は謎に包まれているだけに、このシーンは霊夢の心情をあれこれ想像してしまうなぁ……。
もっとも、見張りの甲斐なくまたしても新たな落書きが残されていたわけだが。

気になるのは最後に登場した魔理沙。

魔理沙「狐だとすると人間に化けているかも知れんな」
    「正直区別つかんだろう」
    「諦めたらどうだ?」

霊夢「らしくないわね」


霊夢に「らしくない」と言われるし、ずっと縁側から話していて全身を見せないし、さてはこの子が狐だな!と予想してみる。魔理沙ちゃんよく動物に化けられるしね。
茨歌仙で登場した化け狐は耳と尻尾が出てたけど、鈴奈庵のマミゾウさんは尻尾もしっかり隠してるし、その辺は妖怪の力量次第なのかな。

それと、障子に書かれた文字について。
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『発微算法』
下の方は『括要算法』かな。
『発微算法』は和算の大家、関孝和(Wikipedia)の著書。『括要算法』はその弟子が関孝和の没後にその業績をまとめた本ということで、どちらも和算に関する本のタイトル。
これが妖怪によるものだとしたら、なぜ和算書なんか知ってるんだろうという疑問が湧く。今回の事件はなにか数学と関係あるのだろうか。寺子屋の教科書とかで使ってるのかな。
あるいは落書きは寺子屋の子どものいたずら?人間の文字を書いたのと妖怪の文字を書いたのとは別々というのも考えられるかなぁ。ちょっと無理があるか。それにしても意味不明だけど。

個人的には、江戸時代の和算家を元にしたようなキャラを以前少し想像したことがあるので、そういう新キャラが登場しないかなぁとちょっぴり期待しているのだけど。まぁ東方書籍で主役以外の新キャラが出ることってまずないけどね。

妖怪の文字もなにか意味があるのか気になるものの、さすがに解読は無理か。

騒動が発生したものの、おちょくられる一方で実体が全くつかめないままの前編。
そもそも阿求や小鈴が狐の文字かなと言っているだけで狐だという証拠も一切ないし。
次回でどんな真相が明かされるだろうか。

おまけ
「博麗神主のゲームが先かお酒が先か」第54回は例大祭直前に訪れた台湾料理のお店「光春」。
日本でこのお店でしか呑めない紹興酒を堪能したとか。
イラストは永遠亭の輝夜、うどんげ、永琳。辛そうにしている姫様がかわいい。

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